アエル、民事再生法の適用申請・負債総額231億円
消費者金融のアエル(東京・中央)は24日、東京地裁に民事再生法の適用を申請し、受理された。負債総額は約231億円。同社は2003年9月に会社更生法の適用を申請、昨年8月に更生手続きを完了したばかりだが、規制強化による経営悪化で再び事業継続が困難になった。
アエルは1969年に東京で設立。貸出残高は1000億円程度で、業界13位とみられる。03年に経営破綻し会社更生法の適用を申請。米投資会社ローンスターが運営するファンドの支援を受け、昨年8月に更生手続きを終了した。しかし利息制限法の上限(15―20%)を超えて過去に受け取った利息の返還請求が相次いでおり、金融機関からの資金調達も困難になったという。